少女漫画『今日もみんな元気です』のレビュー

猫山さんの少女漫画の中では初期のもの。6巻までのシリーズです。この頃はトーンも全部使っていなくて、全てが手書き!!ページの一枚一枚に透明感があって、繊細です。この方の作品はみんな好きなんですが、どれが一番心に残ったか、と言われると、やっぱりこの作品かな、と。中学生のそれぞれの事情を描いてて、最初はメッセージ性がありながら、ライトなタッチが好きで読んでいたのですが、だんだん複雑にそれぞれの事情が絡んできて、最後は……。最後はびっくりしました、正直。でも、やっぱり猫山さんの温かい雰囲気があって、なるほどーと思わされます。絵も丁寧に描かれている感じがして、とても素敵です。見せ方の効果とかも考えられている感じがまた素敵。あとは、キャラが私のツボにくるんです(笑)。最初の方はオムニバス形式なので、1冊だけでも読めると思います。がっちりした雰囲気は、読んだ!という気分にさせられます。ぴゅあな気持ちになりたい人にオススメ。

古本屋さんで購入したい恋愛漫画や少女漫画

現代のテクノロジーは電子化されていく傾向にあるために、本という大きくて重たいものが敬遠されるようになってきました。そのために本屋さんが少なくなり、駅前などわずかなお店しか本を扱わなくなってきています。とはいえ、コンビニには雑誌関係のものは多くはありませんが、置いてくれているというのはありがたいことです。少女漫画や恋愛漫画などは、タブレットなどで読む人たちも多くなっているかもしれませんが、やはり本として1枚1枚ページをめくりながら読むことが楽しいという人たちも少なくありません。そのような人は古本屋さんを探してみると良いかもしれません。そこには恋愛漫画などがセットで売っていることが多く、しかも料金は安くきれいに保存してあるので、新品であるかのようです。少し重たいかもしれませんが、そのような漫画を買ってきて、自宅で少しずつ読んでいくというのは、退屈しのぎには良いものですし、ドキドキしてくるのでしょう。

素敵な少女まんがのだめカンタービレ

実写化もされた私が大好きな少女漫画に、のだめカンタービレがあります。野田恵ちゃんという素晴らしい音楽の才能を持っているけれど、整理整頓が大の苦手でお風呂にもろくろく入らないちょっとだらしない女の子が主人公。でも自分に正直で本人なりにあれこれと悩みも抱えていて、同じ女同士として共感でき、だんだん大好きになってしまうんですよね。のだめカンタービレには、ピアノ科にいるけれども実は指揮者を目指している、もてもてでかっこいい千秋先輩が登場します。どこにも欠点がない完璧な男性に見える千秋先輩ですが、幼いころの体験からひどい飛行機恐怖症で、海外に行くことができません。そういうヘタレな一面も持っているのです。偶然同じマンションに住むことになったのだめちゃんと千秋先輩が織りなす、音楽を目指す人同士の心の葛藤とやがて芽生えていく、お互いに対する愛情に胸が躍ります。少女漫画漫画であるのだめカンタービレは、胸はずむ恋愛漫画でもあるのです。二人が刺激しあって、お互いに成長していく姿にも感動します。

子供の頃に少女漫画や恋愛漫画に熱中していた事

私が子供の頃には少女漫画を購入するのが楽しみでした。今のようにネットで検索すれば何でも購入できるというわけではありませんでしたから、少女漫画も気に入ったものを本屋さんで探すという手段しか方法はありませんでした。だからこそ楽しみだとも思っていたのです。どんなジャンルのものがあるのか、ときめくような内容なのかと、序章だけを読み気に入った少女漫画があればそれを購入しました。大抵は連続して続く少女漫画の方が多く、恋愛漫画は特に心が揺さぶられる感じがしました。ですが、いつになったら私がお気に入りの少女漫画が本屋さんに入荷されるのか分からなかったので、常に本屋さんに寄っていました。学生の頃にはバスと電車を使って通学していたのですが、その途中に本屋さんがあり、立ち寄るのがとても楽しみでした。こうして手に入れた少女漫画というのは私の思い出の1部になっているほどです。今でも少女漫画は大好きなのですが、探すのが安易になってしまったので、あの頃のことがよく思い出されるのです。

少女漫画『アンコールが3回』のレビュー

むかしの人の少女漫画って今のものとはどこか違って、お話としてはおもしろいものもたくさんあるんだけど、どこか感情移入できない感じがあって私苦手でした。くらもちふさこはその中でも映画のような画面、独特に読者をつきはなすところが異色。俯瞰で話をみているような気分にさせられる作家だという認識。しかしこのアンコールが3回は、上記のような手法で、少女漫画の王道ど真ん中を描かれたもので、おもしろかった。泣くわ、笑うわ、やきもきするわ、ついつい自分も不破くんに恋しそうになるわ感情移入しまくり。ネームが少ないのに物足りない感じもせず、こんな気持ちの分量を表現できているのが不思議なくらい。女の子ってこうなんだよねー!というのが、やはり一歩引いたところから全て描かれています。仕事に向いてる男の人に嫉妬してみたり、元カノと自分のことを比べて自己嫌悪に陥ったり、わがままいって困らせたり、止められなかったり。そんなときに他の男にやさしくされてコロッと行きそうになるけど結局その人じゃないと満足できない心だったり。ほんとうに恋愛って安定するまでは病気みたいなもんだよなー。

小学生の頃、好きな女の子が私の自由帳に少女漫画のキャラクターを描いてくれました。

私は幼少の頃、地元の大きな絵画コンクールで特賞に入選しました。母親が私の絵をそのコンクールに応募したのがきっかけなのですが、両親や祖父母、それに親戚たちも喜んでくれ、子供ながらに自分はすごいことをしたんだと得意げになっていました。そんなこともあって、私は絵を描くことに夢中になり、毎日チラシの裏面の白い箇所や画用紙に絵を描くようになりました。小学校にあがる頃には、他の同級生たちよりも絵がぐんとうまくなり、自由帳にもよく漫画やアニメキャラクターを描くようになりました。その絵を見て、クラスの友人たちが自分のノートにも描いてほしいと長蛇の列ができたこともあったほどでした。大半が男友達でしたが、中に自分が好きだった女の子が列に加わっていて、その子のノートに絵を描けたことが緊張する反面、とても嬉しかったのです。そして後日、今度はその女の子が私の自由帳に少女漫画のキャラクターの絵を描いてくれました。その絵はとても上手で、わざわざ自分のために描いてくれたことがとても嬉しかったことを今でも覚えています。

何歳になってもときめく恋愛漫画

小学生のころから、女の子向けの漫画雑誌を購入して読んでいました。1ヶ月に1回販売される雑誌をいつも心待ちにしていて、雑誌の付録も楽しみでした。何よりも毎回ドキドキする漫画の展開が待ち遠しくて、恋愛経験がなかった小学生でしたが恋愛漫画にときめいていました。大人になってからは漫画を読むこともなく、昔みたいに恋愛漫画や少女漫画を見てもときめくことはないと思っていました。最近はスマホなどでも無料で読める漫画が増えており、興味本位でスマホから恋愛漫画を読んでみると意外なほどにどっぷりつかりました。無料で読めるものばかりですが、読んでいて久しぶりにドキドキしたり、キュンキュンしたり、ハラハラしたり、と現実世界では感じることがないような感情がありました。少女漫画や恋愛漫画は子供向けと思っていましたが、とんでもありません。いくつになっても女性が恋愛漫画にはまる理由が分かりました。好きな漫画はリピートして何回も読んでいます。